アドバイス

ブレーキジャダーの防止回避

ブレーキジャダーは、ディスク摩擦面にブレーキのコンパウンドが不均一に移着することによって引き起こされます。 この現象は、不適切または不完全なべディングが原因か、あるい異なる特性のコンパウンドに変更した際に、ディスクに交換前のコンパウンド被膜が残留しているときに発生することがあります。 べディング開始の際には、大小は御座いますが、 最初の5〜10周の間、またはディスクとブレーキパッドが十分に温まらないうちにはジャダーが起きることがあります。

ブレーキパッドのコンパウンドが不均一に移着する原因としては、ブレーキがまだ高温の状態である際に、停車中にブレーキペダルを長時間踏み続ける事によって発生する転写による場合があります。 また、この転写は、コンパウンドの小さな粒子がディスク表面に結合してしまったり、ディスク表面の被膜を剥離させてしまう可能性があります。

大きなブレーキパッドと小さなブレーキパッド

大きなブレーッキパッドは、大きな制動力を意味するものではありませんが、熱容量の大きさから効き変動と摩耗率を改善し、より安定したパフォーマンスを実現することは可能です。

フェード現象とペーパーロック現象

フェード現象

ブレーキパッドとディスク間の温度が高温になりすぎると、ブレーキパッドのコンパウンドからガス放出が発生し、 ブレーキパッドとディスクの間にエアクッションを構築します。 ペダルタッチは硬いままですが、停止性能が低下します。 冷却能力の改善、使用温度範囲のより高いブレーキパッドへの交換、または質量の高いディスクへの変更により解決を行う事が必要です。

ペーパーロック現象

キャリパーとフルードにあまりにも大きな熱エネルギーが伝えられると、 フルードが沸騰します。 これらの気泡は圧縮され、 ペダルストロークが増加し、安定性を失うと共にスポンジーなペダルタッチとなります。(これは重度な警告を示す段階的なプロセスです)。 解決策には次のものがあります:沸点の高いブレーキ液に交換する、 伝熱特性の良いコンパウンドのブレーキパッドを使用する、 またはフルードの沸騰を防ぐために 冷却能力を向上させる。

システムのブレーキフルードを新鮮に保ち、定期的に交換することの重要性は、言うまでもありません。

温度に注意!

温度ペイントキットを使用してブレーキディスクの最高到達温度の管理を行う事をお勧めします。 最も一般的なキットは、3色(グリーン、オレンジ、レッド)システムです。

3色システムを用いた際の理想的な状態は次の通りです。グリーンペイント(430°C/806°F)は完全に酸化した状態、オレンジペイント(560°C/1040°F)は酸化し始めている状態、レッドペイント(610°C / 1130°F)はほとんど酸化がない状態。

ブレーキシステムの熱に関わるシステムの問題を特定し解決するためには、温度ストリップを用いる事が有効です。

Watch the temps!