レース用:技術インフォメーション

PAGID RACING フリクション コンパウンド

PAGID Racingのコンパウンドは、非鉄(セラミック)素材の含有率が非常に高いです。PAGID Racingのコンパウンドは全て、パッド・ローターシステムの摩耗を最小限に抑えながら、最適な初期制動とブレーキモジュレーション、ペダル感覚を維持するよう設計されています。全ての摩擦コンパウンドは自動車業界が現在提示している以上のエコロジー基準を満たしています。

  • 優れた断熱性と高い耐熱性
  • 低い熱伝導性
  • キャリパーへの熱伝達を低減
  • ブレーキフルードの沸騰防止

PAGID RACINGのスチールバッキングプレート 設計

PAGID RACING STEEL BACKING PLATE DESIGN

PAGIDレーシングは、接着剤と特許取得済み機械システムを用いたデュアルリテンション方式を採用しています。この機械システムは、バックプレートに直接溶接された真鍮製スタッドから構成され、摩擦材とバックプレートとの結合を確実に保証します。この真鍮製スタッドは、ブレーキディスク(ローター)より柔らかく、ディスクを損傷することなくパッドの消耗とともに摩耗します。

  • 独自の特許取得済みシステム
  • バックプレートに固定された摩擦材
  • バックプレートからの剥離なし
  • 車両に適した高い技術とイノベーション

ベディング(ならし)

ベディングが必要な理由

ブレーキパッドとブレーキ ディスク(ローター)が確実に全面当たりとなる様にするためです。

最高の性能を発揮出来る様、 ブレーキディスク(ローター)表面に 摩擦材の被膜を形成させるためです。

べディング中に予め初期フェード(グリーンフェード)を発生させ、その熱によりコンパウンドの余分な揮発成分を除去するためです。また、これはレース開始後の初期フェードの発生を防止するためです。

上記の理由のため、ブレーキパッドに適切なべディングが実施されていない場合には、ブレーキシステムは、本来の効き、摩耗性能や、ペダルフィーリングを得ることが出来ません。 不適切なべディングは、ジャダーや振動の原因にも繋がります。 また、ディスクとは異なり、ブレーキパッドにおいては、 ベンディング後の冷却の有無は、性能・摩耗寿命に影響を与えません。

Bedding In

べディングサービス-べディング済みパーツについて

最短時間で最大のブレーキ性能を実現。
しかも低コスト。

BEDDING IN SERVICE

当社のレース用ブレーキパッドは、ぺディング済みの 「すぐにレースで使用できる状態」でもお求めいただけます。 詳細は 38ページにも記載されています。 当社の べディング済みブレーキパッドについては、お近くの販売店にお問い合わせください。

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当社ではコンピューター制御された環境でのべディングを実行しており、かつ、お求めやすい価格で完璧な性能をお届けすることができるため、ぺディング済みブレーキパッドのご使用をお勧めいたします。 レーシングカーは走行距離が1キロ増す毎にコストが上がることを考えれば、べディング済みが断然お得です!

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